私ども高知県西部に暮らしている者は、初盆をお迎えになる新仏さんを抱えていらっしゃるご葬家には、軒下にお盆の提灯、灯篭を飾って仏様になられた故人が帰ってくるのをお迎えするという習慣があり(このあたりはあまり全国的にそれほど違いはないのかもしれませんが)その提灯をお客様に格安提供するという商いを毎年しています。
この提灯、こちらではホントに特殊な形してるんです。
これを軒下に吊ったとき、こちらに生活しているものは「ああ、お盆だなぁ」って感慨を新たにするんですが、ぼんやりと夕涼みに縁側に出て、こういう提灯を眺めていますとついつい怪談「牡丹灯篭」を思い出してしまったりして・・・。
賛否両論はあるんですが、足の部分(足って言うのかな?)の紙のピラピラしたところが風に吹かれてゆらゆら動く様や、ぼんやりと青く灯る提灯の照明部分など、微妙に怖かったりして、嫌がるお客様も中にはいらっしゃったりするんです。また、縁側のある家っていうのも昨今の住宅の設計ではあまり見かけなくなってしまい、こういった灯篭を吊るのが不可能なご自宅もあったりしまして・・・。
で、最近はこのような形の、家紋のついただけの灯篭を、盆の飾り壇の脇に使うお客様も増えてきつつあります。
昔の風習、現代の住宅事情、時が移れば風習も実情に合わせて少しづつ変化していって、それがスタンダードになっていくんだな、って、夏が来ればしみじみと思ったりします。




当社の地域だと御殿丸提灯に家紋を入れて軒下に、
というのが一般的。
風習は地域によって千差万別ですね。
それと、いつもコメント、ありがとうございます。これなんかまだちいちゃいほうなんですよ。
大きなのになったら、飾りの部分がこれの倍(1辺が80センチ程度の四角のちょうちん)くらいになりますね。
お値段もそれなりに・・・(汗)